2016年9月26日月曜日

迷企羅 DAY2

9/24

土日はほぼ雨という2016年9月。
よってまともに外岩は登れない週末が続く いているが、この日の天気予報は降水確率40%、湿度98%の曇り。前日は夕方まで降雨があったようだが、朝までには触れる程度にはなっているかも?と賭けをして突っ込んでみた。

駐車場に着くと路面は濡れている。やはりダメか?と思いつつせっかく来たし岩ん見るだけでも課題に対する慣れにもなると思いアプローチした。

林道が雑草だらけで足やら腕やらにぼうぼうに成長した植物に悩まされた先週だったが、地元の方が雑草を処理してくれていてとても快適なアプローチとなった。感謝!

ボルダーにたどり着くと、なかなかに濡れていたが、モンベルの超吸水タオルで主要なホールドを磨いたら、ベストコンディションとは言えないが何とか触れる程度までになった。高い位置のホールドも、タオルを巻きつけて水分をふき取るように磨いた。
これに1時間ほど時間を割き、マットをセットしてトライすることにした。

一便目、いきなりアンダーピンチがすっぽ抜けて軽く吹っ飛んだが、感触は良い。触っては磨く(乾かす)を繰り返してみながら、ムーブやホールドを検証しながら登る。

結果的にこの日はThulalaも迷企羅も登れてはいないが、収穫があり、
Thulala初手の左カチの正しい持ち方が確定した。


小指をシッカリかけるのがポイント。
これによりアンダーピンチ〜足上げまでのムーブの確度が飛躍的にUP。で、やっと左ガバピンチが止まった!それなりに振られたがホールドが良いので耐えられた。この先のムーブは人によりトゥフックかヒールか別れるが、自分は慣れているヒールで次のシーケンスに入った。トゲトゲした蟹の甲羅みたいな聖人ボルダーのホールドにドラゴンのヒールがガッチリ効いた感覚があって、"このまま行けるか?!"と頭をよぎったが、左足のフットが定まらない。



何処かを踏んで次の一手を出したいが、スメア出来そうな岩肌はいかんせんビショビショ。何も踏めず潔く自らフォール。
しかしだいぶ進めたし、イメージも出来た。

この日はThulalaパートはこれで終了、SDを念のため確認することにした。
前回訪れた際にSDは余裕、と高を括ったのだが、、、
いざトライしてみると、確かにこれで1グレード上がるのはお買い得と言えるかもしれないが、Thulalaのスタートにセット出来た後の例の左カチ取りが上手くいかない(>_<)
どうやら、このsdわずか2手増えただけで吸われているらしい_| ̄|○
なんて体力無いんだ、おれ、、、
その後数トライするも、カチ取りが出来ず。
Thulalaをそこそこ打ち込んだし、ヨレてるんだな!と言い訳をしてこの日のトライDAY2はお終い。

ただ、コンディションさえ良ければ迷企羅完登!というイメージは出来たので、シツコク通ってみる次第です。

2016年9月19日月曜日

迷企羅 DAY1

9/17 土

この日は三連休の初日で、三日間とも天候は芳しくない予報ながらも最も降水確率が低かったため聖人ボルダーへ突っ込むことにした。

それも、迷企羅2段を登りグレード更新し、今シーズンもとい第一子が産まれる前の登攀生活を締めくくりたい思いがあるからだ。
それに、聖人ボルダーは自分が5〜21歳まで過ごした地元”越生(おごせ)町にあるのである。
ここに二段という高グレード課題があることは運命的なものも感じる。通ってレッドポイントを目指すなら、正直天王岩や御岳のほうがエコノミーとも思うが、迷企羅2段に引きつけられるモノを感じていた。
今月初旬にも実は聖人ボルダーには訪れており、柚子SD/初段を登った。その際に大きくハングしたカンテ沿いをほぼ直登するラインの迷企羅が、ハング嫌いな自分にもカッコいい、登りたいと思えた。

正直、苦戦を強いられ通う回数は多くなるんだろうな(^^; 
これはそのvol.1である。

下道を2.5時間程走り黒山の駐車場に到着。路面がやや濡れているので、祈るような思いで岩場へアプローチをする。足元も去ることながら、草木もかなり濡れている。
まだこの季節は食生が豊かでジャングルの様。草木に肌が触れたり、蜘蛛の巣とかあり得ない!という女性にはまず岩場にはたどり着けないだろう。足元も滑りやすいのでアプローチシューズはしっかりしたものがオススメ。

聖人岩に着くが、やはり誰もいない。
気にせずボルダーへトラバースする。
このとき足を滑らせやすいので、要注意。


ボルダーに到着するも、やはりヌメりが激しい。特に迷企羅の下部分の滑りが顕著で、雫が滴っている_| ̄|○
まあ、想定内の結果だから、雨は止んでいるし、時間が経てば触れるかもしれない。蚊は煩わしいが気を取り直してホールドの観察やムーブの紐解きをすることにした。


スタートは写真中央下のガバ二つ。これを使いSD...  てことは9月アタマにココへ来たとき、5級をSDと思い込み使ったムーブじゃん!と気づく。
よし、SDムーブ解決 笑

そうこうして1時間ほど経過すると、Stand upスタートのThulala初段は打てそうな状態になった。
これは触らない手はない、と残された2時間を120%活かそうとトライ開始。


このガバを取れずに、今回はここまで。下部のムーブは解決したので、次回はこのガバ取りを目指す。
その後は、落ちられないパート、、、
ヒールか、トゥか、悩み所です

2016年9月4日日曜日

アイスランドにて

ボルダリングをしてきました。

7月はジムに篭ってシコシコ鍛錬。といっても一ヶ月の月パスで通ったのは12回。スキルupというより現状維持といった結果でしょうか。
それでも苦手なハングばかりトライして、今まで持っていた苦手意識は幾分和らいだ収穫もある。

そんなトレーニングも、嫁と半年前から決めていたアイスランド旅行のためだ。
2年前の新婚旅行で初めて訪れたアイスランドは2月で、アクティブなツアーは少なく車で首都Reykjavík(レイキャビク)から近場を廻った程度だった。
それでも雄大な滝やら地熱発電所や火口などを観ることができ、見応えのある内容なのだけど。

で、帰国した後に色々調べるとやはりアイスランドにも豊富に岩場があるではないか!と発覚(後悔)


青いポインターが岩場(ルート、ボルダー混在)で、家マークがジム。
その後YouTubeやvimeoでボルダリングエリアをチェックして、やはりスンバラシイロケーションだと確認→再訪決定したのである。

勤め先の夏季休業日程が決まったので勢いでチケット入手し(2月くらいだったので比較的安かった)、いざ下調べを開始。ここで役だったのが
http://www.klifur.is/category/problem?crag=821&type=boulder
恐らく現地のクライミングジムのサイト。アイスランドのルート/ボルダリングエリアやトポが写真やリンク付きで解説されており、分かりやすい。
エリアを決めるにあたり2つポイントが見えてきた。

①滞在日程と滞在場所
今回は嫁さんが身重(7ヶ月)なので、移動時間は短く、アプローチも最小限にする必要がある。利便性を考えて、拠点は首都Reykjavíkにした。
ちなみに日程は8/11〜16で、機内泊を除き現地では3泊の日程です。利用航空会社はスカンジナビア航空(コペンハーゲントランジット)とアイスランドエアー。コペンハーゲンでのトランジットはメリットがある。アイスランドとデンマークはシェンゲン条約が交わされており、この2国間の行き来は国内移動と見なされ、つまり入国がスムーズ。新婚旅行ではヒースローでトランジットしたが、少々面倒だった記憶があり、急ぎのスケジュールを組むならコペンハーゲントランジットが良い。
よりアクティブに動きまわれるなら、東アイスランドのAkureyri(アークレイリ)も良いかもしれないがここはReykjavíkからの国内線に乗る必要がありそうだ。
アイスランドにはWOW AIRというLCCがあるので、もしかしたらデンマークやヒースロー、はたまた米国からでもよりエコノミーなプライスの便があるかもしれないです。


②移動手段
これが一番の核心。日本でも同じだが公共交通機関だけで行けるエリアは限られていた。まず、Reykjavíkから徒歩30分で行けるエリアÖskjuhlíð。ここなら問題ないという事で決定。で、バスで行けそうな通り(gata)に面したエリアとしてStrandgataを選んだ。しかしこのエリアはボルダーというか岸壁の崩壊が著しく課題消滅といっても過言では無いらしい。で、kevravik international airportから車で20分程のGálgaklettarに目をつけたが車が無ければいけない。てことで国際運転免許証を取得した次第。申請と収入印紙だけなので誰でもすぐに取得できます。
Gálgaklettarで登った後、空港近くのReykjanes(kevravik)で宿泊して翌朝07:45のフライトに備えるのに丁度良いロケでもあった。

よって最終的に徒歩でのÖskjuhlíð、車でのGálgaklettar、以上2エリアに絞った。

準備。ここで気になったのがクラッシュパッドである。海外遠征行かれた方の写真など見ると、剥き出しの方もかなり多い。まぁ、衝撃を受け止める為のものだから投げられてもなんともないのだろうが、ベルトが切れたりバックルがイカレでもしたら旅程に支障をきたすなぁ、、、と悩んだ挙句、パッドカバーをDIYしてみた。これ、以前から"あったらいいのに"と考えてたもの。重量や耐久性を考えて70dのシルナイロンにしたかったが調達が間に合わず、結局オカダヤにあったナイロンOXを生地とした。雑な作りだがなんとか一晩で完成。
後は初日を待つだけだ。


<8/11>
成田〜コペンハーゲン〜ケフラビーク


DIYパッドカバーはこんな感じです。いざ、荷物を預けて登場。因みに、事前にスカンジナビア航空に確認した通りオーバーサイズとはならなかった。
トランジットも無事済ませ、時差マイナス9時間のアイスランドはケフラビーク国際空港に着いたのは21時くらい。さすが白夜、明るすぎる。時計を見なければ時間の感覚がわからない。そこから日本でネット予約したReykjavík EXCLUSLONというレイキャビクまでの急行バスに乗り拠点のReykjavíkまで40分程度でたどり着いた。アパートメントへのチェックインを済ませたのは0時くらいか。

天気予報を見ると、向こう一週間は雨マークという事実を万能選手iPhoneから告げられたのであった。。。
 
絶望しながら眠気に勝てず就寝。

<8/12>
Reykjavík観光。

所詮ケータイの天気予報なんてこんなもんだ。かなりのピーカン。これはボルダリングコンディションも期待できそうだ。

基本物価の高いアイスランド、例えばおカフェで食事なんぞすると1人¥2000程。2016年8月の為替で¥0.85=1ISK(アイスランドクローネ)。節約するならアパートメントに泊まって食料はbonusというアイスランドではメジャーなスーパーで調達、自炊するのが良いだろう。

前回の冬には無かったパフィンツアー。パフィンは野鳥で、夏にアイスランドに訪れるらしい。かわいいので見に行くことにした。港ではたくさんのツアー業者が軒を連ねており、その一軒で予約していざ乗船。
小島の岸壁にチョコンと座していたパフィン。
嫁さんと一緒にレジャーや所用を済ませる1日とした。

気温14度、海上では風があり体感はもっと寒い。ツアー後に冷えた身体を温めるべく訪れた、ロブスタースープで有名な食堂へ。

正直、このスープが飲みたくて再訪したようなものだ。それ位、美味い。
アパートメントに戻り、スーパーで買い出しした飲料を摂取。

これ、ビールかと思って買ったらただのジュースだった。"malt"の文字があったんだけど、どうやら麦芽ジュースらしい。
時差ぼけからか、早い時間に眠くなり翌朝からのボルダリングに向けて就寝。


<8/13>
待ちに待ったアイスランドボルダリング1日目!
朝06:30、Öskjuhlíðに向けて徒歩で出荷。google mapだと所用時間35分。
早朝のReykjavík。繁華街から閑静な住宅街を抜ける。

Öskjuhlíðに近い国内線の空港付近。

着いた、Öskjuhlíð。
ここはウォーキングコース、サイクリングコースがある丘で、防空壕のような洞もあった。
google mapのナビに頼って歩みを進めると、、、
きたー!!!
お初、アイスランドボルダー(T ^ T)
岩質は花崗岩のようだが、部分的に溶岩のような小さな孔だらけの部分もある。小川山や瑞牆のような花崗岩よりは、マイルドな岩肌だ。
既存の課題は最高難度がV7なので、私みたいな中級者には最適なエリアかも。
感動してるのも束の間、明るくなるどころかやや薄暗さが増してきた
 (°_°')アメフルノ?
のでさっさと取り付くことにした。
ここではv1〜v4(6〜2級?)程度の課題をエンクラ。というのもV7(初段)のsuper mega krimp 2000という課題に取り付こうとるや否や、小雨がパラついてきたので撤退することにした。
僅か3時間ながら充分に満足。
どんなグレードであれ、新規のエリアは何事にも代え難いワクワクと充実感を与えてくれる。

アパートメントに帰宅して仮眠。
この写真お気に入りです
毎日こんな生活したいもんだわ。

昼飯はフィッシュ&チップス。
フワッフワで、たまらん。

Reykjavík散策。ハットグリム協会。

洒落乙なKEX HOSTELにて夕飯の、、、

バーガー!  これはもう、格別。
ここ、KEX HOSTELのラウンジバーで、本業はホステル。数人相部屋のホステルで、外から見ると1つの部屋に二段ベッドが幾つか設置され、80Lはあろうザックが沢山あった事を見るとアウトドア目的の旅行客が多そう。ともかくオシャレ。

帰宅して晩酌。からの夜散歩。
この明るさでPM22:00。
翌日は憧れのエリアのGálgaklettar
果たして初の欧州運転は上手くこなせるだろうかが核心となりそうだ。  冷汗


<8/14>
Reykjavíkを離れ空港近くの街、Reykjanes(kevravik)へ急行バス移動。
この日は朝から雨風があり、半端ボルダリングは諦めていた。
日曜だったので路線バスは本数少なく、結局空港バスを使うのが一番効率的だった。
空港に着き、expediaで予約したレンタカー会社へ空港からレンタカーエリア行きのシャトルバス乗車。5分ほどで到着。私が予約したのはDOLLARという会社。言葉は英語だがシステムは日本と同じ。保険に加入し、キズを付けずに時間内にガソリン入れて返却、だ。12〜18時のレンタルにして、代金は税込みで約1万円程度。アイスランドでは、未舗装路は4WDしか走れない法律がある。恐らくほどんどクライミングエリアは未舗装路を渡る必要があるようだ。今回訪れるGálgaklettarはいなか道の途中にあるのでこの範囲外だから、小さなオートマを借りた(日本から予約時に選択したが、オートマ車は台数が少ない。早めの予約が必要)。それでもシトロエンのスポーツタイプだから気分は揚がる 笑
一抹の不安は、この終わる気配の無い雨風で、とりわけ風は台風のように威勢が良かった。


慣れない右ハンドルと右側走行も、少し走れば何てことはない。と言いたいが一度ハワイを運転出来た経験したが活きた気がする。エリアまでは田舎道しか走らないため、信号も殆ど無く有るのはラウンドアバウトのみ。これまたgoogle mapに導かれるまま
Gálgaklettarへたどり着くことができた。

感無量な、、、


ロケーション!

写真中央のハングした岩がhanging rock。
本当なら感動に浸ってこのボルダーの観察やら空気感を堪能したいが、いかんせん風が強すぎるので、パラパラと小粒な雨もやたらと痛い。ハッキリ言ってボルダリングなんて出来る環境条件では無い。
それでも、嫁さんを車に残して、奇跡を信じて乾いたフェイスを探すと、、、
隣の岩に、なんとか登れそうなフェイスを発見!!

早速パッドをセットしてお触り。
ナントカっていう3級くらいの課題を、乾いた途中からのパートで登るから、6級くらいかな  笑
それでもいつすっぽ抜けるとも分からない湿り気。
ドキドキしながらレイバックムーブをこなしてトップアウト!

どこのどの岩登っても、この気持ちよさは等しい。
でもやっぱり遠征は違う風土を感じられる。アイスランドのスッピンな強風や土の匂いを味わえる。
一つのピークに立つ事と、一つの課題というより岩の上に立つことは等しい達成感があると思ってます。
その風土、自然の産物に対してリスペクトを払う。自分がやりたいクライミングはこのスタイルだ、と、グレード追いかけて忘れてたけど、再認識した。

登った後は嫁さんと引き続きレイキャネス半島のドライブ。
なんだかんだブルーラグーン行くべ、と訪れたものの、定員いっぱいで入れず。。。_| ̄|○
さすがハイシーズン!ローシーズンの である冬と全く状況が違う。

てな具合にレンタカーを返却してレイキャネスのホテルへ戻る。
夕飯はトリップアドバイザーオススメのお店、Kaffi Duusへ。
ココが大当たり。

ビールはEINSTOK。うまし。(空港でも売ってた銘柄)

海鮮全部乗せのグリル。
これ頼めば間違いないと思います。もう一泊するなら、他のもトライしてみたかったが鉄板メニューでシメました(^^)

ホテルに戻り辺りを堪能。

翌朝は早朝の便で帰国の為、明るいけど、登った感覚の余韻に浸って無理矢理就寝。


<8/15>
帰国。
今回も良き旅だったと振り返りながら空港に向かうが、旅は本当に帰国するまで盛りだくさん。

まず、往路では問題なかったクラッシュパッドはやはりオーバーサイズ判定 (^^;  ODD SIZEのゲート行きの運命に、、、
でもこの国のこのシーズン/夏を訪れる人たちは、アウトドアを楽しむ人が殆どなので、100L超えのザックやゴルフケースやらオーバーサイズラゲッジがかえって普通なのである。パッドは自分のだけだったけど、このログを読んでくれた方がアイスランドにパッドを担いで入国していただけるキッカケになっていただければ。。。ただただそれだけです (^^)

最後に、お粗末ながらこの国で登ったのをまとめたので貼っておきます。


Bouldering in Iceland 2016 summer from daichi sano on Vimeo.