と言っても妻はクライミングはしないので、あくまで自分のワガママに付き合ってもらったかたち。
妻よ、感謝
シルバーウイークなので5連休を利用しましたが、ルートは比較的安かった北京経由のairchinaにて3泊5日の旅程。
NYには幾つか空港があって、セントラルパークのあるManhattan島へアクセスし易いのはJFK空港。多分一般的なNY旅行もこの空港利用が多いはず。
Manhattanはセントラルパークを中心として、周囲を色々な地区に囲まれていて、言ってみればどこからでもセントラルパークには行きやすい。
自分達が選んだHotelはアッパーイースト地区で、名前の通り北東部。
1日目は14時過ぎには空港ついたがイミグレが大渋滞でまさかの2時間待ち。
ヨレにヨレてその日は登ろうなんて気にもなれず就寝、、、
肝心のボルダーだが、大きく分けて、
北端の①Worthless Boulder(少し治安悪いらしいが高難度が多い)
南部の②Cat Rock(垂壁、クラシックなカンテが特徴)
③Rat Rock(テストピース、ポリッシュトラバース、アシママンダラなど人気課題多い)
④Chess Rock(スラブ)
がある。
①〜②③④間は地下鉄で数駅程離れていて、徒歩で移動するのはなかなか骨が折れます。
自分は、2日目でCat Rockのエントリー課題、3日目でRat RockのV6をトライしました。
【2日目】
9月のNYは日本の10月くらいで気温約16〜25度、乾燥もしていて朝晩は軽く羽織るパーカーなどが必要ですがボルダリングにはとても良いシーズンです。
ボルダーの岩質は、、、
謎。
ただ花崗岩と砂岩の変成岩のように思えたが、キラキラ光ってる。シューズはコブラとチーファイを持って行きましたが基本的にはどちらでもフリクションは効く感覚の岩です。
で、下地は基本的には土で、恐らくローカルが敷いたのであろうウッドチップがランディングを良くしていた。
自分もマットをどうすべきか考えた結果、
下地の良さ、ランジで吹っ飛ぶような課題も無い、スポッターが居ない事を考慮して、サブマットと山泊で使うリッヂレストを1枚ずつ持参しました。
結果としてはこれで充分楽しめたけど、不安があるならやはり小さなクラッシュパッドは欲しい。
で、一つ目に取り付いたのがCat Rock。
どのボルダーも歩道に面しており、観光客が登って記念撮影などする北側と、垂壁の南側とに分かれる。
まずは肩慣らしにV0から始めようと、
二本登ってみた。
それなりに高さもあるし、いくらV0といえどそこはノーマット。
必要以上に力む。
んで隣のV4にとりつこうとしたが、
「・・・?」
てな具合にスタートもラインもよく分からず断念。
ここのボルダー、正直ラインが分かりにくくて、すぐ隣が別のが別課題だったりする。
もっと涼しければ可能性あるのかなー
ということで奥のV2にターゲット変更。
海外外岩は恥ずかしながらノーマットV0がマックスグレードだったので、その更新を計ってみた。
このFelixという課題、見た目以上に悪い。
168cmの自分だとかなり体幹使う。
足がすっぽ抜けたら、、、という恐怖感も相まってなかなか一手が出ない。
気温もあがりフリクションも悪化、
そろそろ断念、の前のラストトライで何とかRP。
グレード関係なしに好き系課題だから気持ち良かった。
少し時間が余っていたので、翌日の目標Rat RockのSmack the dragon V6の様子を見ることにしてみた。
Cat Rockからは徒歩10分ほどで着く。
さぞかし屈強なアメリカンボルダラーがいるんだろうな〜日曜だし、と心躍らせてRat Rockに到着するとなんと貸切OKの一番乗り(昼だから?)
拍子抜けしてしまったが、ネットで何度もみたそれが目の前に現れた感動ったら、クライマーなら分かると思う。
僕の場合はアシマちゃんがまだ小さいとき(いまでも小さいか)このボルダーを登ってるYouTubeを色々見ていたので、ここからアシマちゃん強くなったのかー(?)と感慨にふけっていた。
さて、お目当のsmack〜はいうてもV6だから一級相当。
YouTubeで見る限り、核心の初手以外は6級くらいに見えるから準一手モノだな。一手モノなら、ムーブを出すとかよりも"フィジカル"と"慣れ"だと信じ今回の限られた時間の中で狙える課題と目測したのですが、、、
早速取り付いてみる。
スタート右手がやはり悪い薄カチ、スタート左はガバ。右足は地面スレスレの良いフットだが、左足がやや高い&近いので狭い。
成る程、先ずはこの体勢から身体を上げられるかが関所。
(3日目に解決するが、左足フットはこのとき間違えていて、正解は更に一つ上の磨かれた甘いフットだった)
もともと狭いパワー系ムーブは得意なので身体を上げるのはスンナリクリア。
で、核心は初手の左のエッジーな浅いフレーク取り。
この課題はRat Rockの低いフェイスだけど、ハング。強傾斜、とまでは言えないけど。それ故、悪い体勢からのフレーク取りが核心になっている課題。
フルスロットルで数トライするものの、フレークが取れない。
もう一つ奥に掛かりの良さそうな凸凹エッジーなガバもあるがそこまでは遠く、5トライほどで終了した。
途中、ローカルボルダラーが3人ほどRat Rockに来て、自分のカタコト英語でなんとか会話。
彼らはPolish Traverse V5を触っては"oh!"とか"shit!"やら声をあげていたかと思うと自分がやってる"Smack〜はどう?"とチャイニーズアメリカンが絡んで来た。
核心の初手が取れない、遠いといった主旨のことを伝えたら、彼は"奥のガバの方が止めやすいけど、遠いよね"と呟いた。
何か策は無いかな?
とその日の夜Hotelでアレコレ模索した所、、、スタート左足の間違いに気づき翌日への望みとなった。
あのローカルボルダラーのつぶやきも気になる。
【3日目】
嫁のお許しをいただいて夜明けの一人打ちを決行。
NYの地下鉄は24時間運行なのでこんな自分にはとても助かる。
水と、日本から持参したカロリーメイトを持参。
地下鉄一本で公園入り口付近まで辿り着いた。
時刻は6時くらい、日の出が6:30だからまだ夜のように暗い。
そしてホームレスも多く、色々思案した結果夜明けまで待つことにした。
ようやく空が白んで来たのでRat Rockへ向かう。15分ほどのアプローチで到着、ストレッチもそこそこにトライ開始。
左フットを変えた事で核心の初手は解決!
、、、と一長一短にはならず、やはりフレークが取れない。
何度かフォールしてから、
"フレークじゃなくて奥のガバの方が止まる?"
という昨日から抱えていたモヤモヤを試す事に。しかし相変わらず止まる気配が見えないものの、フレークよりは持ちやすいところが悩みどころ。
近い浅いフレークか、遠いガバか。
何れにしても、止めたときの振られを考えるとガバのほうが分があると信じ、初手はガバに変更した。
ムーブもようやく固まった所で残り時間1時間。幸いパンプする課題ではないから1便ずつムーブを検証して、
30回は落ちたこのsmack_the_dragon、
ようやく完登!
やはり、核心で振られたがガバなので耐えられた。
そこからはバラしておいた終盤パートを繋げるだけ。
憧れの目標課題だし、もともとワンデイ1級が今年の目標で、それは瑞牆の百里眼で達成されたけどもう一本追加出来たことが嬉しかった^ ^
少し経って嫁も合流。
この日はBrooklynに行き、かのBrooklynBouldersにビジターするつもりだったがこの課題で出力出しすぎたせいかこれ以上登る気にはならなかった
_| ̄|○
(いま思えば後悔)
3泊5日のNY旅行はこれにて終了。
セントラルパーク、マンハッタンのど真ん中という稀有な立地ながら楽しめるボルダーでした!





