2017年5月22日月曜日

復帰?後初の初段

と決めた課題は、ずっと憧れていた御岳/忍者岩の"素登り  初段"だった。

息子も生後5ヶ月が経過し、自分も妻ちゃんもようやく生活のサイクルが掴めて来て、協力し合えばお互いの時間が確保できるようになれた。

そろそろGWだな、なんて考えた四月頭、遠征は難しいが御岳なら通える筈だ、と決心し、妻にも負担の無いタイミングで外岩に再度訪れる日を待った。

結果、土日祝日の早朝なら、
往路1.5時間
アプローチと準備0.5時間
トライ1時間
撤収とアプローチ0.5時間
復路1.5時間
合計5時間なんとかすれば行ける!と思い妻に相談した結果、神の快諾。

朝5時出発➡︎10時帰宅という超弾丸スケジュール  笑

しかし、本気でトライ出来る外岩に行ける、それだけで嬉しいし、充分だった。

【DAY1】
4月末。AM06:30
忍者返しからどの位この岩を離れていたか、恐らく2年ぶりに再び目の前にした。
蟹、虫、蛙といったクラシック三段が詰まった忍者岩。週末は銀座状態になるが、こうも早朝だと誰もいない。何とも厳かな風格。
今日の自分は向かって左手にあるハング面を攀じる"素登り"である。

時間が惜しいので、見惚れる間も無くパッド配置やホールドを磨く。

そしてアップもせずイザTRY。

正直、ヒールのシーケンスまでは問題無しとタカを括っていたが、その際に使うカチがなんだかしっくり来ない。
そこで目が覚めた。
"やはりこれは初段だ"
気持ちを切り替えて、ダラダラ流してた序盤も集中して繋げていく。
と、最終便でヒールがガチッと極まった。
と、ここでこの課題の本性が見えた。
下足の位置がこれまたしっくり来ず、ヒールフッキングがいまにもすっぽ抜けそうな状態でポケットピンチを取るのが次のムーブ。
(このヒールホールド、ミウラかドラゴン両方試したが最終的にはぐにゃっとホールドに追従するドラゴンのほうが安心感があり、以降ドラゴン一本でトライした)

しかしこの日はヒールに成功したのは最終便のみで、ポケットピンチまで繋げるもピンチでもカチでも持てる気がせず、一手戻ってからフォールした。



なるほどこの課題、小細工無しの純初段じゃないか。
とかなんとかブツブツ言いながら初日1時間を終えた。

【DAY2】
GWのこの日。
前回と同じタイムスケジュールで現場到着。
と、前回蟹をトライしていたご家族(クライマーは小学生?)と再会した。
挨拶がしっかり出来る、良い子だったし、ガンバやナイスの声も掛けてくれ背中を押された。
前回確認したヒールフックは、やはり左足を奥のスタンスにおいた方が右足上げがしやすい。(ここは意見の別れそうなところ)
この日の最終便(で、やっと)ガチッとヒールがかかって、ようやくスタティックに右のポケットピンチに手を伸ばせた。

が、

聞いてたんと違う!

このホールド、決して良くない!泣
ヒールからのクロス、、、が素登りの代名詞ともいうべきムーブだが、このポケットピンチを保持しながらクロスを出すイメージが全く出来ない!
焦りながらも、頭を切り替えて"ならば飛ばしだ!"となんとなく発射した。
ホールドにはかすったが保持れるほど深くはなく、フォール。。。



この日はこれで終了。
今思えばこの発射が中途半端に掛かりでもしたら、止められず振られていたらパッドの無いところにフォールしてあただろう。
と考えるとますます恐怖核心になってしまった。

【DAY3】
5/7
毎年このタイミングの御岳は早朝は湿度も低く気温も18度位でカラダも良く動き打ちやすい条件であることは知っていたので、初日、二日目と同じく1時間一本勝負に繰り出した。

忍者岩に最も近いトイレ付き無料駐車場はこの日も満席で、引き返して寒山寺駐車場に停めた。7時少し前に忍者岩に着くと、パッドが一枚忍者返しのあたりに敷かれており、河原にはスプーン(ルアー)がついたロッドが一本あった。
"クライマー1人に釣り人1人か。ここに釣り人とは珍しいな"
と考えながら準備を始めるとクライマーが戻って来た。

あれ?
ANBさんじゃん!

以前guguコンペに参加したとき、共通の先輩をもつ仲間として二言三言会話した事があった。話しかけるとANBさんも自分だと分かったらしく、どうやら虫を打ち始めたとのことで。

話をするとお互いトーチャンクライマーだとわかり、親近感が湧いた。

かくして、彼の虫と自分の素登りのセッションが始まった。
と、レスト中のANBさんが急にルアーを河に放った。
なんと、クライマー兼アングラーだったんですね。
実に本日のハイライト  笑

さて肝心の素登りだが、会話も出来て緊張感が解けたこともあり、あまり力まずに2便。感触は良かった。

そういえば、今回から東京粉末のBOOSTを使い始めた(チョークはUSAMIX)のだが、これが最高に滑らない!

素晴らしい兵器。
開封後は一週間が使用期限らしいが、実際はもう少し持った。

そしてタイムアップも迫った3便目。
その時がきた







素登り 初段  RP!!

核心のガバは、左足スタンスをしっかり蹴れば楽に届いた。高さに怖じ気づいてこの発射が中途半端だと、リーチの短いクライマーは絶対にこの飛ばしムーブでは登れない。(自分は身長リーチともに168)
ガバ取りからは落ち着いてリップの甘い凸を使ってマントル。
この日は登る前にリップの掃除を入念に行っていたので、どこを使ってマントルするかのイメージは万全だったからムーブに迷いは無く済んだ。というか、この高さでマントル返せずフォールは出来ない。

ともかく、息子誕生以降初めての本気外岩、一つ目の段は"素登り"となった。

忍者岩の上から見下ろす御岳渓谷は、新緑が美しい風光明媚な素晴らしいエリアだと再認識させてくれた。

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